【柴犬を飼いたい方】知っておいてほしい柴犬のこと

犬は柴犬に限らず、みんな可愛いものです。
しかし、可愛いというだけで飼うのは本当に危険。

その犬を迎えることで訪れる病気・怪我・イタズラ・その他大変なことも全て最期まで責任を持つということです。

今回は柴犬を飼いたいという方に、柴犬を飼うとはどういうことかをお伝えしていきます。

「飼い主以外になつかない」は本当？

柴犬は飼い主への忠誠心が強く、番犬のイメージがある方もいると思います。

これは性格の問題なのでその犬によると思います。

実際、我が家の柴犬は会う人にもすぐ懐く、大の人好きです。
一方で、お散歩中に会う柴犬ちゃんたちの中には、あまり他人に触られることが好きではない子もいます。

番犬気質と言われる柴犬ですが、最近は犬にも人にもフレンドリーな子も多いという印象です。

ですが、性格の問題なので、ありのままを受け入れて愛してあげることが大事だと思います。

頑固

「拒否柴」という言葉を聞いたことがありますか？

これは柴犬がお散歩中に歩くのを止め、動かなくなる現象のことです。

興味を引く何かを見つけたのか、単純に歩くのが嫌になったのか分かりませんが、拒否柴になると、とにかくなかなか動きません。
同じ場所に10分以上いるなんてことも珍しくないです。

リードを引いても、犬も必死で抵抗し、「嫌なものは嫌だ！」という強い意志を感じます。

嫌なものは嫌、こだわりが強いという点で、柴犬は頑固な子が多いのは事実でしょう。

大の水嫌い

小さい頃から水に慣れていれば平気な子もいるとは思いますが、基本的に柴犬は大の水嫌いです。

水嫌いだと何が困るかと言うと、お風呂です。

毎回サロンに連れていくのであれば、飼い主さんが苦労することはありません。
しかし、自宅でお風呂を入れる方はかなり大変です。一人でお風呂を入れるのはまず無理でしょう。家族など誰かに手伝ってもらってください。

お風呂のときの柴犬はまさに命の危険のような悲鳴をあげ、暴れまくり、吠えます。
しかし、皮膚があまり強くないので、しっかりシャンプーなどはしっかり洗い流す必要があります。

少しずつ慣らしていくなど対策が必要です。

ベタベタされるのはそんなに好きじゃない

柴犬は愛玩犬ではありません。

愛嬌を振りまくことはそこまでしないので、構ってもらうのが好きな犬を飼いたい人には少し物足りないと言われています。

柴犬は飼い主が見える距離でくつろいでいるか、隣にちょこんと座っているだけという感じです。(もちろん個体差はあります。)

家で排泄をしない

柴犬はお散歩をし始め、外でのトイレを覚えると家で排泄するのを嫌がる子がほとんどです。

子犬の頃にトイレトレーニングをしても、お散歩をするようになると、次のお散歩まで我慢してしまう子がほとんど。それくらいきれい好きな犬種になります。

トイレを我慢できるのは12時間前後です。

お仕事などの都合で、長時間のお留守番やお散歩の間隔があきすぎてしまう方には、柴犬を飼うのは少し難しいかもしれません。

毎日お散歩は欠かせない

他の犬種を飼っている方は天候不良の際、お散歩に行かないという方も多いのではないでしょうか

ですが、柴犬は毎日のお散歩が欠かせません。
先述したトイレを家でしないというのが主な理由です。散歩は雨の日でも雪の日でも基本的に毎日必要になります。

さらに、お散歩に行かないと体力の消耗が十分にできないくらい元気な犬種です。

長時間のお留守番は難しい

柴犬は自立心が強いので、長時間のお留守番も慣れれば大丈夫と記載しているサイトもあります。しかし、私は長時間のお留守番はあまりさせない方が良いと思います。

家で排泄をしないので、長時間のお留守番はトイレも長時間、我慢させることになります。

さらに犬は群れを好む動物です。その子にもよりますが、寂しがり屋な柴犬もいます。

柴犬はツンデレとはいえ飼い主さんが大好きなので、長時間のお留守番は寂しい思いをさせることになります。

あまりの長時間のお留守番はストレスや不安になり、問題行動につながってしまいます。

すぐ飽きる

柴犬の飼い主さんが口をそろえて言うのは、「柴犬は本当に飽き性」ということです。

体力消耗のため、散歩時におもちゃを持っていくのですが、2〜3回遊んだだけですぐ飽きます。

新しいおもちゃを買い与えても、数分遊んでもう飽きるなんてことがしょっちゅうです。

生活用品に興味を持っておもちゃにすることもあります。

柴犬を飼いたい方は高いものや、おもちゃをたくさん買ったりするよりも、身近なもので遊んでみてください。毎回、珍しいもので遊べれば飽き性の柴犬でも遊んでくれますし、何よりお財布に優しいです。

ペットボトル
トイレットペーパーの芯
タオル

これが我が家の優秀なおもちゃです。(※誤飲しないよう十分に注意してください。)

無駄吠えは少ない

比較的、柴犬は無駄吠えが少ない犬種になります。
有事の際に吠えるので、無駄吠えはあまりしないという番犬気質が残っていると言われています。

ストレスが溜まっていたり、飼い主さんが要求吠えを受け入れてしまっていたり、ケガ・病気などでない限り、吠えることは少ないでしょう。

お散歩の時に、他の犬にガウガウすることはあるかもしれません。
しかし柴犬は番犬としても優秀な子が多いので、問題がなければ無駄吠えはしません。

警戒心がとても強い

これも番犬としても務まる理由の一つかもしれませんが、柴犬は警戒心がとても強い子が多いです。

見知らぬ人・物・おもちゃ・他の犬・場所や、経験したことのないものなど、とても強く警戒します。

ですので、新しいクレートやキャリーなどは1回で入ってくれることは難しいです。少しずつ、根気強く慣らしていく必要があります。

ドッグランは常に注意が必要

犬の飼い主さんたちが使う言葉に、「ワンプロ」というものがあります。

これは犬同士のプロレスみたいなもので、じゃれあいですね。

柴犬はこのワンプロがとても荒いのです。怒っているんじゃないかというくらい、怖い顔して取っ組み合います。柴犬同士だと、もうすごい声を出して怖い顔をしながら取っ組み合っています。

そのため、ドッグランでは常に注意が必要。「柴犬が怖い」とドッグランでは煙たがられることもあるそうです。

本当にケンカしている時もあるので、柴犬をドッグランに連れて行く際には注意が必要です。

柴犬が飼いやすい犬種と言われているのは、無駄吠えが少なく、他の犬より自立心が強い点だと思います。

無駄吠えはしつけを正しくしないと近所トラブルなどにも繋がるので、その点は柴犬の魅力の一つかもしれません。

ですが、わがままに育てたり、ストレスを強く受ける環境にあれば、犬なので吠えることは十分あり得ます。

柴犬に限らず、犬を飼うことは大変なので、飼いやすい飼いにくいという判断はできないと思います。その子の性格などを考慮し、愛情を持って育ててればお互いにストレスが少ない、楽しいわんことの生活が送れると思います。

今回は柴犬を飼いたい方向けに、柴犬の特徴をご紹介しました。

お迎えする前のイメージと現実のギャップが少なくなり、愛犬との楽しい生活を送るのに役に立てたら嬉しいです。